村上氏がインサイダー取引で逮捕!
 村上ファンドの村上氏がライブドア株の売買において、インサイダー取引の疑いで逮捕された。
 おそらく日本では初めてモノ言う株主として認知されてきただけに、今回のインサイダー取引で市場から退場するのは残念に思う。もちろんインサイダー取引は許されるものではないが。

 日本の会社経営者は会社の保有者である株主をゾンザイに扱ってきた。
 ライブドアもそうだったが、株主を資金を出させる存在としか考えていない経営者が日本では多すぎる。「金を出せ、口を出すな、配当の上乗せなどもっての他だ」みたいな雰囲気がある。

 最近になって、段々と株主に向き合う姿勢が出てきたのは喜ばしいと思っている。その点においては村上氏の役割は小さくなかったのではないか。

 しばしば、村上ファンドの行動・発言は、ただ短期利幅をとるだけのパフォーマンスと批判されるが、そもそも投資ファンドというのはそういう存在なのだ。

 会社経営者たちは、株価を上げる努力や安定株主を得る努力を怠っているのを、安直に投資ファンドのせいにしていないだろうか。長期成長を見越して経営しているのであれば、株主を粘り強く説得し、多数派を握る努力をすべきなのだ。

 今回の村上氏の逮捕で、日本市場において株主と向き合う姿勢が後退するとしたら残念だ。

 後退しそうなので以上くどくどと言ったわけである。世間では相変わらず、目立つことをした者が逮捕されると、その背景にあるものには目を向けず、"ざまー見ろ"で終わっちゃう雰囲気があるからね。

【 2006/06/05 23:36 】 株式投資コラム | コメント(0) | トラックバック(0) |
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