ライブドアと株主提案
 先日ライブドアが1株当り2円の配当を求める株主提案を拒否した。このことについてコメントしたい。

 ライブドアは現在は配当を行わず、内部留保に専念するという。これは今の段階では妥当に聞こえる。
 しかし、ライブドアを見ていると今後もずっと配当を出すつもりがないように思える。

 ライブドア株は株式大幅分割により1単位が600円ほどの超手ごろな株である(株価水準は超割高であるが)。大口の安定株主は堀江社長以外ほとんどいないので、多くは個人株主であり、小口の株主が大多数だと推察される。

 よって、配当を出そうとすると、膨大な数の株主の手続きをしなければならず、それだけで莫大な費用がかかるのである。
 この理由から、ライブドアは後何年経っても配当を出さないと思われるのである。今後もライブドアポイントなどという優待でごまかし続けるのではないだろうか。

 次に提案した株主について考える。
 株主として会社に提案するのは至極当然な行いである。別に不思議ない。けれど、ここでは提案した株主の意図を推察してみる。

 提案した株主は、株主提案するのに必要な最低限の300単位保有の株主ということである。
 今回この人は300×2=600円の配当利益ために提案したわけではないだろう。目的はこのはした金額ではなく、ライブドア株の動意付けのために行ったのではないだろうか。
 
 ライブドア株は600円程なので、300単位など18万円あれば購入できる。ライブドアに材料が出れば株価が上がるので、それを見越して提案し、株価上昇後売却する。こういう段取りが考えられる。
 この手法は村上ファンドがよくやっている手である。

 最後にライブドアと株主提案についてまとめる。

 ライブドアは株式大幅分割により、株価を吊り上げた会社であるが、あまりにも1単位を引き下げたばかりに、簡単に株主提案が可能な会社となった。これは株価を上げることについてはプラスに作用するが、株主の身勝手な提案でも手軽に行えるため、株価操作をするような提案を連発される怖れがある。また総会の雑務も増えることになるだろう。
 ライブドアもこれは予期していなかったのではないか。

【 2005/12/03 17:42 】 株式投資コラム | コメント(4) | トラックバック(1) |
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コメント
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* [編集] 【 2005/12/12 07:21 】
コメントたいへんありがとうございます。

株主提案に必要な株数は、どんな銘柄であろうと発効済株式総数の100分の1か、あるいは300単位のいずれかです。
300単位の株数が現実的でしょう。ご指摘の銘柄は100株が単位株であるので、30000株ということになりますね。
それでもライブドアと違って一般の投資家が保有するにはかなり難しいと思います。
そのため、共同株主提案という形を探っているのでしょう?
株主提案に限らず、貴方の会社への提言が成就されることを願っております。
stockmarket * URL [編集] 【 2005/12/13 23:41 】
お礼の返事遅れてすいません!
たいへん参考になりましたm(_ _)m
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フリ−ジア * URL [編集] 【 2006/01/02 09:52 】
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* [編集] 【 2006/01/02 09:53 】
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